ドローンによる農業支援を進めるべく、マルチスペクトルカメラ搭載機 DJI P4 Multispectral を使ったテストフライトを行いました。
この機体の特長は、肉眼ではわからない作物や地面の状態を「光の波長の違い」で捉えられる点です。
今回も、NDVI(植生指数)をもとに、芝生の状態を色分けして表示してみたところ…
👇こちらの画像をご覧ください。
画面中央に、赤みがかった縦のラインが見えます。これは一見ただの色の違いに見えますが、実は「地下に埋設された下水配管のラインが植物の生育に影響しているのでは?」という見方もできます。
このように、地下構造物や土壌の性質の違いが、植物の健康状態に間接的に表れ、それを空から“見える化”することができるのです。
今後始まる農業分野でのプロジェクトに向けて、機材の特性やデータの精度を検証中です。
マルチスペクトルカメラ搭載ドローンが持つ“見えないものを見る力”は、農業や環境分野だけでなく、さまざまな現場での課題解決に繋がる可能性を秘めています。
そして、こうした現場で得られた知見やノウハウは、当社が運営するドローンスクールの講習にも積極的に取り入れていく予定です。
受講生の皆さまが、操縦技術だけでなく「実践の現場でどう使われているのか」まで学べる環境を整え、より実用的で価値あるスクール運営を目指してまいります。