弊社が事務局を務めさせていただいている鹿児島ドローンネットワーク推進協議会は
2025年7月4日(金)、鹿児島県庁にて「鹿児島ドローンネットワーク推進協議会」と鹿児島県との間で、「災害時における無人航空機(ドローン)の活用に関する協定」の締結式が行われました。
式典には、塩田康一 鹿児島県知事をはじめ、多くの関係者の皆さまにご出席いただき、災害対応における新たな連携の第一歩となる機会となりました。
協議会の取り組みと本協定の意義
「鹿児島ドローンネットワーク推進協議会」は、県内外から約80の企業・団体・大学などが参加する、地域主導のネットワークです。
鹿児島県は、火山活動、台風、地震、大雨など多様な自然災害のリスクと隣り合わせの地域です。
そのような環境の中、協議会では「空から地域を守る力」を育てることを使命に、以下のような取り組みを行ってきました。
• 災害現場の上空からの情報収集
• 人が入れない危険区域への安全な調査飛行
• 物資(医薬品・通信機器など)の小規模空輸
• 操縦者の育成や技術向上訓練
今回の協定により、災害時にドローンを活用した迅速かつ的確な被害状況の把握と情報提供が可能となります。
また、道路が寸断された地域に対しても、ドローンを用いた支援物資の搬送が期待されています。
今後の展望
本協定をゴールではなく「スタートライン」ととらえ、今後も鹿児島県との連携を深めていきます。主な今後の取り組み予定は以下の通りです:
• 合同災害訓練の実施
• ドローン操縦者の育成支援
• 離島・山間部における拠点づくり
• 平時からの連携体制の強化
「防災は、平時の備えがすべて」。地域の実情を理解している者同士が手を取り合い、有事に即応できる体制づくりを進めてまいります。